某所開拓記(2日目)
朝から霧が立ち込め、昨日に引き続き今日もダメかと思いきや、
岩までたどり着くと霧が晴れてきた。
チャンス到来!さっそくクリーニングと試登を開始。

今回の開拓するラインは前回までに作られているルートの3ピッチ目にあたるので、
当然、ここまで開拓をしてきた人が主役で、私はあくまでもサポート役。
予定ラインはヘッドウォールのカンテを登るものだったが、
ことのほかムーブが悪く、中央のフェースにラインを求める事になった。
しかし、こっちもトリッキー&テクニカル。
両方をトップロープで試登させてもらったが、ともに5.11-くらいに感じた。

結局、中央のラインにボルトを埋めてRPトライ。
残念ながら、開拓者は完登には至らなかったが良い感じの手応えだったようで
次回は登り切る、と闘志を燃やしていた。

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今回は雨に降られ、4人がかりで15mほどのラインを引いただけだった。
改めて考えてみると、貴重な休暇に労力を使ってこれだけでは
物足りなく感じる人が殆んどかもしれない。
しかし、誰も触っていない岩に最初にラインを引く喜びは、
それを補って有り余る達成感があると思う。

今日、未開の領域が殆んど無くなってしまった地球上で、
未開の領域を最初にトレースできる。
こんな喜びを得る事は、他にはない快感ではないかと思う。
その岩が、地上に姿を現して恐らくは数万年以上、
誰も触れていない、誰も登っていないものを
史上初めて登り切ることができるのだから。
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by climberkitune | 2005-08-15 00:00 | Climbing
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日常生活の断片
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