しばらく前の事だが、TVで某・自称フェミニストの人が"看護婦"という表現をめぐって
「看護婦の婦という字は"ホウキを持った女"という意味なんです」 「ホウキを持った女というのは、つまり女性を見下しているということなんです」 と、"婦"という表現は女性蔑視である、という趣旨の熱弁を振るっていた。 つまりその思考によれば、 ホウキを持った人とは見下される対象でしかないという事なのか? 掃除をするということは、それほどまでに卑しい行為でしかないのか? そんな考え方こそ、人を、あるいは仕事を蔑視しているとしか言いようがない。 その程度のレベルでしか物事を捉える事ができない人が 人前で女性の立場や権利を声高に論じているようでは、 フェミニズムという思想は、絶対に一般社会に浸透できないのではないかと思う。 もし、本当に世の中から差別や蔑視を無くしたいのであれば、 他にもっと言うべき事があるのではなかろうか? それとも、その人たちの言うフェミニズムとは所詮その程度の 揚げ足取りの言葉遊びでしかないのだろうか。 ----- 私はもともと、女性を蔑視する事は問題だと思うが、(ただし、"蔑視"と"区別"とは別物) この手のフェミニストを自称する人たちの意見には、 いつも賛同できる点がほとんど見られない。むしろ不快感を感じる。 それは自称フェミニストの多くが、自分達の事を "自分が女性を代表している" と決め付け、 "世の中の女性は全て被害者である" という前提のもとに "自分こそが唯一無二の正義だ"と信じているようにしか見えないからだ。
by climberkitune
| 2006-04-27 23:55
| Thinking
|
検索
Links
【Climbing Infomation】
岐阜のクライミング情報 "Climbing in Gifu" 岐阜県内唯一の本格的 インドアクライミングジムX-wall 【Climber & Boulderer 's Blog】 楽しいにも限度がある 岩魂 【Friend's Blog】 誰が為に鈴は鳴る 脊髄-筋肉主義的世界観- カテゴリ
DailyClimbing Private Wall Thinking Natural Histry Tools PC Works Books Website Old tale NETA★ Other 以前の記事
2006年 06月2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||