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それを蔑視という
しばらく前の事だが、TVで某・自称フェミニストの人が"看護婦"という表現をめぐって
「看護婦の婦という字は"ホウキを持った女"という意味なんです」
「ホウキを持った女というのは、つまり女性を見下しているということなんです」
と、"婦"という表現は女性蔑視である、という趣旨の熱弁を振るっていた。

つまりその思考によれば、
ホウキを持った人とは見下される対象でしかないという事なのか?
掃除をするということは、それほどまでに卑しい行為でしかないのか?

そんな考え方こそ、人を、あるいは仕事を蔑視しているとしか言いようがない。

その程度のレベルでしか物事を捉える事ができない人が
人前で女性の立場や権利を声高に論じているようでは、
フェミニズムという思想は、絶対に一般社会に浸透できないのではないかと思う。

もし、本当に世の中から差別や蔑視を無くしたいのであれば、
他にもっと言うべき事があるのではなかろうか?
それとも、その人たちの言うフェミニズムとは所詮その程度の
揚げ足取りの言葉遊びでしかないのだろうか。

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私はもともと、女性を蔑視する事は問題だと思うが、(ただし、"蔑視"と"区別"とは別物)
この手のフェミニストを自称する人たちの意見には、
いつも賛同できる点がほとんど見られない。むしろ不快感を感じる。

それは自称フェミニストの多くが、自分達の事を
"自分が女性を代表している" と決め付け、
"世の中の女性は全て被害者である" という前提のもとに
"自分こそが唯一無二の正義だ"と信じているようにしか見えないからだ。
by climberkitune | 2006-04-27 23:55 | Thinking
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日常生活の断片
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