カテゴリ:Old tale( 5 )
ふと思い出したこと【5】
大学院に入った年のこと。
入学式は学部と院と合同だったので、本物(?)の新入生達と式に参加した後、
用事があって図書館へ行く途中、中庭を通りがかった。
そのシーズンは、中庭では各クラブやサークルが新入生を勧誘している。
私は、式の直後なのでスーツを着用。当然、勧誘の声が掛かる。

適当にあしらいつつ通り抜けようとすると、
3年生の頃まで在籍したサークル「山の会」のポスターを発見。
「この写真見た事あるな・・・あの時の山行で撮ったヤツかー」
などと思っていると、
「山登り、面白いよ。ロッククライミングなんかもやってるし」
と、山の会の2年生らしき部員が声をかけてきた。

(あー・・・、そうかぁ。この学年は俺と入れ違いだから、知らないんだろうなぁ)
と思っていると、その部員は、畳み掛けるように話し掛けてくる。
「え?クライミングに興味がある?」
「クライミングってみんなが思ってるより安全だから大丈夫」
「基礎からしっかり教えてくれる頼れる先輩が居るから安心だよー」
「よかったら、話だけでも」

一応、この後輩にも勧誘人数のノルマがあるかもしれないし、
そのうちの1人分くらい手伝ってやるか、という気になったこともあり、
あまりにも熱心な勧誘の末、サークルの部室へ連れて行かれる事になった。

そして、件の2年生が部室のドアを開けて一言。
「先輩、クライミングに興味がある新入生連れてきましたー。いろいろ教えてあげてください」

予想通り、、、というか、当然のことながら、その"頼れる先輩達"ってのは私の後輩。
しかも、そいつらにクライミングを基礎から仕込んだのは私だったりする。

「で、、、誰 が 私 に ク ラ イ ミ ン グ を 教 え て く れ る ん だ ?」
私の一言で、"頼れる先輩達"は思いっきり硬直していた。
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by climberkitune | 2006-04-14 00:56 | Old tale
撮りそびれた写真
学生の頃、写真を撮る事に大いに興味を持っていた頃。

いつか本腰を入れて撮ろうと思いつつも、
時間がなかったり、創作意欲が盛り上げられずにいたために
結局は撮れなかった景色やテーマがいくつかあった。

一つは世田谷線。
当時住んでいたところからさほど遠くはないところにあり、
三軒茶屋から下高井戸の間を走る路線には、
いかにも昭和のノスタルジーをかき立てるような町並みと駅舎が続き、
走る車両も古きよき時代を髣髴とさせるものだった。

創作的な作品を撮影する構想だけは自分の頭の中にあった。

各時間帯、各季節、いろいろな天気、、、いろいろな条件の下で、
世田谷線とその沿線の景色を撮る。

そのときは必ず、景色の片隅に革の小さな旅行トランクと洋傘を置く。
「トランクを持った人」ではなく、「トランクそのもの」を
旅人の心に見立てて、それが旅をしているような光景。

路線を移動する旅をしているようで、実は時間を旅している・・・
そんなような感じの一連の写真を撮りたかった。

しかし、気づけば論文執筆の多忙さに押されて
何度も撮影に行けなくなっていた事情があった。
それ以上に、あるとき気づけば世田谷線の車両が
近代的なものに、それもラッピングの原色の全面広告になっていて
私の創造意欲をまったく掻き立てなくなっていたということも大きい。

あの時、最初に思いついた時に 
写真を撮り始めていたなら、
私の作品群は完成していたのだろうか・・・。
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by climberkitune | 2006-01-12 11:36 | Old tale
ふと思い出したこと【4】
今を遡る事、12年前の話。
当時、奥多摩にある大学の施設で「技術練習生」という
職員と学生の中間のような事をしていた。

奥多摩には採石場があり、国道411号、通称「青梅街道」には
多くのダンプトラックが行き交っており、
その運転席周辺には思い思いの文字や絵が書いてあった。

その中の時折すれ違う1台には運転席の上に大きな文字で
「沙和椰香」
と書いてあった。

読めない。
だが、いや、それだけに気になる。

そんな悶々としたある日、ふと閃いた。
「さ・・・わ・・・か・・・や・・・? 爽やかッ!?」

謎は解けたッ!!

あのダンプは、今でも青梅街道を走っているのだろうか・・・。
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by climberkitune | 2005-09-14 01:18 | Old tale
ふと思い出したこと【3】
学生の頃、学校祭の企画などをする学科内のグループで、スキー旅行に行った時。

当然のように、夜は大いに酒を飲む宴になっていて、
お約束のように一人、二人と轟沈していく中、
とある男が、トイレから戻ってきて部屋に入るなり
何かにつまづいて転び、そのまま起き上がらなくなった。
みんなが起こそうとすると、「大丈夫っ」彼はうつろな声で呟いた。

「大丈夫。大丈夫っすよ。俺はガンダムGP-03ですから」
どうやら、彼の心ははるか宇宙(そら)へカタパルト発進していったようだ。

以降、彼のあだ名は、"ガンダム"あるいは"デンドロビウム"になった。
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by Climberkitune | 2005-08-04 18:03 | Old tale
ふと思い出したこと【2】

大学院にいた頃、所属していた研究室では一年間に
一升瓶で100本以上の日本酒が消費されていた。

およそドラム缶1本分。
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by Climberkitune | 2005-08-01 23:18 | Old tale



日常生活の断片
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